プロセッコバーの定義(2024 Prosecco DOC monthly #4)

今年に入り、プロセッコDOCによる品質保護活動はより強化された様子が見られる。日本で最初のプロセッコバーであるMARTINOTTI Prosecco Bar & Caffè(東京都中央区)では、2月に入り協会によるメニューの掲載内容確認が行なわれた。

ここでは実態として「プロセッコ」を銘打つ業態としてのガイドラインが示されており、①スパークリングワインはプロセッコに限定すること、②期限付き店舗ではすべての飲料をプロセッコに限定すること(常設店はこの限りではない)、③プロセッコDOCおよびDOCGを明確に区分すること、④スティルワインは可能な限り、プロセッコ生産地であるヴェネト州とフリウリ-ヴェネツィア・ジューリア州のものを用いることが確認されている。

プロセッコへの関心が高まる中で、今後起こり得るプロセッコビジネスに対しても、プロセッコへの理解を求める姿勢が明確に映し出されている。

MARTINOTTI Prosecco Bar & Caffèのメニュー


2024 Prosecco DOC Monthly」記事一覧

  1.  プロセッコDOCの2024年(2024.01.24)
  2.  海外でのプロセッコDOC(2024.02.28)
  3.  品質を保護することの意義(2024.03.27)

2023 Prosecco DOC Monthly」記事一覧

  1.  3年ぶりの来日イベントでファン開拓。プロセッコDOC「カクテルブック」も無料公開(2023.01.20)
  2.  「The future is Rosé, The future of Rosé」プロセッコロゼがイタリアンスパークリングの主流になる日(2023.02.25)
  3.  2022年の生産量は6億3850万本。対日輸出量も過去最大の300万本に(2023.03.25)
  4.  プロセッコDOCは2023年もFOODEX JAPANに出展 12ブランド23品目を展示紹介(2023.04.20
  5.  Fizz in the World プロセッコDOCの勢いは海外でも(2023.05.20)
  6.  プロセッコDOC レストランキャンペーン 今年は8月開催。料飲店に加えて酒販店キャンペーンも(2023.06.20)
  7.  プロセッコDOCが2026年冬季オリ・パラのスポンサーに(2023.07.28)
  8.  伊勢丹新宿店「イタリア展」にプロセッコDOCバー(2023.09.28)
  9.  伊勢丹「イタリア展」プロセッコカタログ(2023.10.01)

関連記事

関連記事一覧