プロセッコバーの定義(2024 Prosecco DOC monthly #4)
今年に入り、プロセッコDOCによる品質保護活動はより強化された様子が見られる。日本で最初のプロセッコバーであるMARTINOTTI Prosecco Bar & Caffè(東京都中央区)では、2月に入り協会によるメニューの掲載内容確認が行なわれた。
ここでは実態として「プロセッコ」を銘打つ業態としてのガイドラインが示されており、①スパークリングワインはプロセッコに限定すること、②期限付き店舗ではすべての飲料をプロセッコに限定すること(常設店はこの限りではない)、③プロセッコDOCおよびDOCGを明確に区分すること、④スティルワインは可能な限り、プロセッコ生産地であるヴェネト州とフリウリ-ヴェネツィア・ジューリア州のものを用いることが確認されている。
プロセッコへの関心が高まる中で、今後起こり得るプロセッコビジネスに対しても、プロセッコへの理解を求める姿勢が明確に映し出されている。
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