ワインの街、ヴェローナを訪ねてみよう
「Vinitaly Roadshow 2023 Tokyo」開催

イタリア最大のワイン展示商談会「Vinitaly」(ヴィニタリー)が、今年も日本からの多くの訪伊と来場に高い期待を示している。

右から、Vinitaly Roadshowで挨拶したフェデリコ・ブリコロVeronafiere会長、ジャンルイジ・ベネデッティ駐日イタリア大使、エリカ・ディ・ジョヴァンカルロイタリア大使館貿易促進部部長、ロザリオ・ペディチーニ在日イタリア商工会議所会頭

ヴィニタリーのほか欧州で多くの展示会やイベントの開催を手掛けるVeronafiereは、4月2日~5日に開催するヴィニタリーを紹介するプレビューディナー「Vinitaly Roadshow」を東京・表参道のレストラン「リストランテ イタリ アーノ エトゥルスキ 」で2月21日(火)に開催した。今年で55回目となるヴィニタリーは、4000を超える出展者と140カ国から来場するバイヤーやジャーナリストなどワイン関係者が訪れるイタリア最大のワイン展示商談会。新型コロナウィルス前の2019年にはアジアからも5500人以上の来場があり、昨年は渡航制限が残っていたものの、出展者、来場者ともコロナ前の9割程度に回復を見せていた。

その22年のイタリアからの日本へのワイン輸出は金額にして30%上昇、18億4000万ユーロに上っていると、ジャンルイジ・ベネデッティ駐日イタリア大使は語っている。また、イタリアから見た日本は国別のワイン輸出先として10位、EU圏外で5位にあり、イタリアにとって大切なビジネスパートナーであると強調した。

会場の「リストランテ イタリアーノ エトゥルスキ 」では、年間に2000以上の イタリアワインを試飲するというVinitaly International Academy(VIA)公認イタリアン・ワイン・エデュケーターのアーヴィング・ソ氏が選んだワイン6種に対して前田拓也料理長の料理7品がペアリングされ、(株)TERRA MIA執行役員 営業本部長の須田豊氏がプレゼンテーションを行った。

ヴィニタリーが開催される北イタリア・ヴェネト州の街、ヴェローナには2000年前の円形闘技場「アレーナ・ディ・ヴェローナ」が遺り、シェイクスピアの悲劇 「ロミオとジュリエット」の舞台としても知られる世界遺産の街。アマローネやヴァルポリチェッラ、ソアーヴェなどイタリアを代表するワイン産地であり、ヴィニタリー開催中は商店街のショーウィンドウの展示も各店とワインがコラボ したディスプレーが施され、昼夜を問わず街中がワイン一色に染まる。

このイベントはイタリア外務省/貿易促進部のプログラムの一環として行われ、 Veronafiereが主催し、ICCJ(在日イタリア商工会議所)がコーディネートした。

関連記事一覧