「渋谷プロセッコDOCガーデン」開催(2024 Prosecco DOC monthly #5)
コロナ期を経て、日本においてプロセッコDOCは消費者向けの活動にも舵を切り始めた。プロセッコDOC保護協会は、東京・渋谷の渋谷キャストガーデンを会場に「渋谷プロセッコDOCガーデン」を5月4日から6日の3日間にわたり開催した。
このイベントはゴールデンウィーク期間中に屋外で、プロセッコDOCによるイタリアの「ドルチェ・ヴィータ」の体験を目的としており、生産者23社が参加する2024年の日本プロセッコDOCプロモーションキャンペーンの幕開けとなるもの。
ANSA通信によると、ジャンルイジ・ベネデッティ駐日イタリア大使は次のようにコメントしている。
「プロセッコDOC協会は今年15周年を迎えますが、2023年には約6億本のボトルが生産されると考えると、これは信じられない成果。日本では、プロセッコはクラシックな形式でもカクテルやスプリッツでも非常に人気のあるイタリアの優れた製品。5000人が参加したこのイベントの成功は、プロセッコと我が国のイメージ、特にイタリアの食品とワインの優秀さにとって素晴らしい結果である」
イタリア大使館貿易促進部のディレクター、ジャンパオロ・ブルーノ氏も同意見で、円の大幅な下落に伴う困難はあるものの、イタリアワインは依然として日本における農産食品の主要輸出品であると強調した。
290平方メートルの広場にはキッチンカーが特設され、プロセッコバー「MARTINOTTI Prosecco Bar & Caffè」(東京都中央区)と人気イタリアンレストラン「NIDO」(東京都品川区)の運営のもよ、グラス換算でおよそ1700杯人のプロセッコがグラスで販売されたほか、こだわりのイタリア料理5品が提供された。
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