英国から注視されるプロセッコのアジア市場(2024 Prosecco DOC monthly #10)
イギリスの飲料専門誌『Drinks International』では、日本におけるプロセッコ市場の可能性が説かれている。
筆頭編集者のShay Waterworth氏が、プロセッコのアジア市場に向けた進出に関してレポートを執筆。この中でメーカー数社のコメントとともに、日本におけるプロセッコ状況を伝えているのが、日本におけるプロセッコDOCアンバサダーの長嶋宏明だ。
「消費者は必ずしも瓶内二次発酵かタンク内二次発酵かを気にしているわけではなく、また常に酸味の強い(辛口の)ワインや長期熟成ワインを好むわけでもありません」
これはプロセッコの販売を4年以上継続して、酒類の売り手が持つ先入観やこだわりが、消費者全般には相関性のないということに気づいた本音だと付け加えられている。
また、5月に行なわれた「渋谷プロセッコガーデン」は、既存のプロセッコ愛飲者やイタリア愛好家だけではなく、むしろ次の飲酒世代である若者世代に向けたイベントとしての意義が論じられていた。
「2024 Prosecco DOC Monthly」記事一覧
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- プロセッコバーの定義(2024.04.24)
- 「渋谷プロセッコDOCガーデン」開催(2024.05.24)
- プロセッコカタログ 2024(2024.05.29)
- プロセッコカクテル(2024.06.26)
- プロセッコ月間がスタート(2024.07.24)
- プロセッコカクテルブック「COCKTAIL DOC」の2024年版がリリース(2024.08.21)
「2023 Prosecco DOC Monthly」記事一覧
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