プロセッコカクテルブック「COCKTAIL DOC」の2024年版がリリース(2024 Prosecco DOC monthly #9)

北イタリアが造り出す世界でもっとも飲まれているスパークリングワイン「プロセッコDOC」に特化したカクテルブックがオンライン限定で公開された。

日本で初めてのプロセッコバー「MARTINOTTI Prosecco Bar & Caffè」(マルティノッティ株式会社=東京都中央区)は2022年からプロセッコに特化したオンラインカクテルブック『Cocktail DOC | Creation with Prosecco DOC』を制作。初年度に24作品を62ページにわたり紹介したのを皮切りに、作品数は3年で60種類、ページ数は130に及んだ。カクテルはマルティノッティのオーナーバーテンダーでプロセッコDOC保護協会のアンバサダー、長嶋宏明がレシピを考案。バーテンダーであるとともに酒類・飲料のジャーナリストとしても活動する長嶋が自らカクテルを撮影、執筆・編集している。

カクテルは既にマルティノッティで人気を博している「ニュー・クラシック」のシリーズのほか、四季の彩りを取り入れたものを紹介。ミクソロジーの要素がある一方で、家庭でも実践できるシンプルなイタリアンカクテルも続く。マルティノッティのオリジナルカクテルで、エスプレッソとラズベリーによる「Spuma Crema Bruna」はプロセッコDOCのオフィシャルサイトにも掲載されている一杯。また、イチゴとプロセッコのスタンダードカクテル「ロッシーニ」を、イチゴの甘みの強い先端と、酸味のあるへたの側に分けた「”2 in 1” Zuppa fredda di fragola」(1杯で二度おいしい、冷たいイチゴのスープ)など独創性のあるカクテルも登場。プロセッコDOCの日本市場向けプロモーションの一環として、誰でも無料で閲覧、ダウンロードできる。

http://and-it.jp/3d-flip-book/cocktaildoc2024/

プロセッコは、ワインとしてはもとよりカクテルとしても古くから用いられ、桃を使ったヴェネツィア生まれのクラシックカクテル「ベリーニ」をはじめとして数多くのスタンダードカクテルのレシピに登場する。現代においても世界でもっとも多く飲まれているカクテルのひとつ「アペロール・スプリッツ」もプロセッコがベースとなり、プロセッコの存在は世界に浸透している。

カクテルブックは2025年以降も、同社独自の創作活動として増補していく考えだという。

 


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