ホテルバーテンダー日本一はThe Okura Tokyoの中野賢二氏に
日本ホテルバーメンズ協会は11月15日と16日、同協会のバーテンダー日本一を決める競技会「第32回H.B.A.クラシック 創作カクテルコンペティション チャンピオンシップ 2021」を名古屋東急ホテルで開催。The Okura Tokyoの中野賢二氏が総合優勝、グランプリに輝いた。
日本ホテルバーメンズ協会は11月15日と16日、同協会のバーテンダー日本一を決める競技会「第32回H.B.A.クラシック 創作カクテルコンペティション チャンピオンシップ 2021」を名古屋東急ホテルで開催。The Okura Tokyoの中野賢二氏が総合優勝、グランプリに輝いた。
札幌プリンスホテル28階の「スカイラウンジ トップ オブ プリンス」は、札幌を眺める夜景スポットだけではない魅力がある。夜景に背を向けたカウンターで飲むカクテルも格別な、地元客に愛される最上級のバーだということも知っていて損はない。
日本の中枢機能が集中する永田町で、2010年に開業したザ・キャピトルホテル 東京は昔も今もこの地のシンボルマークだ。インテリアからは前身のキャピトル東急ホテルと「李白バー」の記憶が心地よくよみがえる。プライベートな空間を大切にするホテルの姿勢は、専用のエレベーターもしくは階段でのアクセスに表れている。
2018年7月にオープンした「BAR KANADE」は佐藤泰代氏が構えたオーセンティックバー。札幌グランドホテルに勤め、ホテルバーテンダー最高峰の大会「HBAクラシック創作カクテルコンペティション」の女性唯一の優勝者だ。店名はその優勝カクテルを冠した。
関西随一の腕前を持つ女性フレア・バーテンダーが心斎橋にいる。「カクテル&ダイニング オンス」の神村美幸氏は、2010年に行なわれた世界最高峰の大会「レジェンド」のプロ部門4位に輝いた。体力差も大きく作用するフレアで、並み居る海外の強豪に肩を並べた女性フレア・バーテンダーはほかにいない。
スピリッツの雄といえばこの男を措いて誰がいようか。江刺浩治氏がオーナーバーテンダーを務める「スピリッツ バー サンフェイス」は店名通り、テキーラやラム、ジンやウオツカに特化したバー。ホセ・クエルボ社のバーテンダー・コンペティション世界大会で優勝、ラムの大会でも世界へ渡った歴戦の強者だ。
カクテルをクリエイトする誰もが慕い、一度はここを訪れる。「岐阜をカクテルの聖地、カクテル・ツーリズムの目的地に」と県知事さえも期待を寄せた。岐阜の「バロッサ コクテリエ」は、カクテルに親しむ人びとにとっての聖地のようなバーだ。
水がきれいなことからうなぎ屋が多く、それゆえ“水の都”とも呼ばれる静岡・三島。「バー ユモト」は市街地を流れる源兵衛川に面したオーセンティックバー。ガラス張りの店内からは、清流と四季のうつろいが感じられ心がなごむ。
三島は何かとイタリアに関するものが多い。街のサイズにしてはイタリアンレストランやワインバーが多く、一晩で2軒、3軒と飲み歩く人も少なくないようだ。そんな外食好きの三島市民が気軽に立ち寄る存在なのが「ビアリッツ カフェ」だ。
横浜は日本のバー文化発祥の街だ。田村誠氏がオーナーバーテンダーを務める「バー・ブリリアント」は、繰り出されるカクテルはもちろんだが神奈川きっての飲食店街、野毛ならではの絶妙な距離感が楽しい。
新宿駅西口を出て新大久保方面に、外国人観光客にも人気の思い出横丁を脇目に進めば、超一流のカクテルを空間にたどり着く。「バー カクテルブック 新宿」は、京王プラザホテルで活躍した岡村朗氏が開いたバーだ。
古くは石田三成や井伊家、現代では「ひこにゃん」など想起する言葉に欠くことのない滋賀で、バーとカクテルなら彦根の「サロンバー・シスル」を勧めたい。オーナーの宮下純は2017年に行なわれた、シガーに合うカクテルを提案するコンペティションでも初代優勝者の栄誉を勝ち取った実力者だ。
ホテルバーテンダーの日本一を決める大会で最も多くのチャンピオンを輩出した名門といえば、東京・新宿の京王プラザホテルに他ならない。総レンガ造りの内壁と高い天井、広々としたフロアに高い背もたれのチェアとどれもがホテルバーとしての高い拡張と荘厳さを感じさせてくれる。
世界を旅するバーテンダーが待つカウンターが大分県の日田にある。「バー・イフ…」のオーナーでANFA会長を務める江田毅寿氏は、フレア・バーテンディングを黎明期から支えてきた人物。ボトルを手の甲に乗せる「ハンドバランス」の連続技で観衆を沸かせてきた。
日本に来た外国人を、日本酒や和食のほかに何でもてなすか。答えに困ったら、西新宿を目指すといい。「ベンフィディック」はいま、国内外を通して最も良く知られるバーの一つだ。
近代のバー文化を築いた一人を挙げるとしたら、このバーテンダーも外せない。1990年代から、日本にフレア・バーテンディングを根付かせた立役者が北條智之氏だ。初代の日本チャンピオンであり、現在もANFA名誉会長を務める。
「人生にカクテルを」。 カクテルコーディネーターの工藤正基氏が織りなすのは、目にも鮮やか、香り高く美容と健康にいいカクテルの数々だ。JR津田沼駅から徒歩7分のところにあるバー「スウィート カヴァカヴァ」は、そんな工藤氏の創造性が同業者からも敬愛されている。
愛知・三河安城駅からほど近くの「カーテンコール」は、ハイセンスなマジックとカクテルに感動できる“ステージ”だ。ヘッドバーテンダーの垣内亜希氏は近年のカクテルシーンで存在感を高めており、Yuya Kakiuchi氏は年間で600ものステージに上がる人気アーティストだ。
国内はもちろん、ローマやナポリでもカクテルショーやセミナーの実績がある「The FLAIR BAR」代表の宮崎理彦氏。その姿はまさに「ザ・フレア・バーテンダー」だ。 カクテルの街、宇都宮はこのバーがある限り進化する。
大阪(梅田)駅から離れずに、本格的にお酒を楽しみたい。そんな時には大阪新阪急ホテルが良いだろう。駅直結の抜群のロケーションにあり、カクテルはもちろんウイスキーやワイン、つまみもふんだんに揃うこのバーも、多くの名バーテンダーを輩出してきた。
今やカクテルの街として知られる青森県八戸市。存在感を高めてきた八戸の歩みと共にあると言ってよいのがSHADOW BARであり、オーナーバーテンダーの岡沼弘泰氏だ。
ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町の吹き抜けのロビーと広がる景色に心がときめいたら、眺望を背に「ザ・バー イルミード」にも歩み入ってほしい。紀尾井町でとびきりの一杯を求めるなら、隠れ家のようなこのバーも、最高の大人の楽しみなのだから。
カクテルラウンジ・バー「スカイギャラリーラウンジ レヴィータ」は、ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町を象徴する空間。バックバーの景色には圧倒的なスケール感があり、特製の炭酸氷やオリジナリティ豊かなメニュー構成で、ここにしかない体験を提供している。
都内最高の高さを誇るビルに位置するザ・リッツ・カールトン東京の45階。イタリアのリキュールやヴェルモット、スピリッツが揃う「ザ・バー」で味わっておきたいのが「エイジング ネグローニ」だ。カンパリやアマーロ・ビターズを特製の釜で熟成させた、マイルドビターなオリジナルのネグローニがここにある。
中部地方最大のターミナルである名古屋駅。名古屋マリオットアソシアホテルで、2014年に「第29回 H.B.A. CLASSIC 創作カクテルコンペティション チャンピオンシップ」でグランプリに輝いた福手進介氏が勤めるメインバー「エストマーレ」は特別な空間だ。
ローマの名所を店名に冠した、イタリアを思わせるそのバーはホテルの中にある。吹き抜けのアトリウムが美しい館内には随所にヨーロピアンエレガンスが漂い、2階のメインバー「フォンタナ ディ トレビ」では、異国情緒たっぷりの石壁の内装などとともに、ローマの古城を訪れたような感覚に浸れる。
料亭によるバーでイタリアを。三井ガーデンホテル日本橋プレミア9階の加賀料理「日本橋浅田」に隣接するオーセンティックバー「松」では、カクテルコンペティション優勝・入賞経験豊富な冨士原希氏のカクテルが楽しめる。
目黒に行けば、世界一の称号を持つバーテンダーに会うことができる。「Garden」はフレア・バーテンダー世界チャンピオンに輝いた金城光浩氏がヘッドバーテンダーを務めるバー。今でも取材やショーへの出演依頼が絶え間なく続く“プレーイング・レジェンド”だ。
顧客に寄り添うバーとして、これほどのきめの細かさはあるだろうか。そんなバーがあるのは大森駅から“SLのある公園”に向かう途中のビルの2階。地元出身のオーナーバーテンダー、宮崎優子氏は女性バーテンダーとして業界の最前線を走ってきた。
JR恵比寿駅から駒沢通りを代官山に向かうのぼり道の途中、ビルを5階に上がったバーには、オーセンティックバーのときめきがある。恵比寿からも代官山からも5分ほどの距離にあるバー・ノアールは、代表の斎藤猛氏の経歴にたがわぬラグジュアリーがそこにある。
8路線が行き来する巨大なターミナルの東京・池袋駅西口から徒歩3分、JR東日本ホテルズの旗艦ホテルであるホテルメトロポリタンのダイニング&バー オーヴェストには、25階からの眺望とカクテルのきらめきがある。ダイニングゆえ、ワインの品ぞろえも豊富だ。
バーにあるイタリアを探すとしたら、ここに来ればお酒以外にもさまざまな楽しみを発見できるに違いない。JRと東京メトロの四ツ谷駅からほど近く、「ティグラート」はカクテルだけでなく、ジェラートやコーヒーも本物を頂ける新しい文化の発信基地だ。
京都駅で時間が空いたなら、バーでひと息つけばいい。駅直結のホテルグランヴィア京都は、駅を行き交う人に最適な場だ。コンコースのにぎわいからエスケープして、ゆったりと過ごせる隠れ家のようなメインバー「オルビット」はロビーの奥にある。
日本のカクテル文化において、奈良は今や一つの観光デスティネーションだ。渡邉匠氏が支配人を務める「THE SAILING BAR」は独創性のあるカクテルが評判だ。カクテル「LUNGA VITA」はイタリア語で“長く続く人生”を意味するカンパリベースの一杯。
東京・銀座8丁目で女性2人で営業するバーの名は、“前進する”“気軽にどうぞ”を意味するイタリア語。「明日を元気に迎えられるように、アットホームで癒される空間作りを目指しています」と岡崎ユウ氏が語る通り、初めて訪れてもそう感じさせない空気感がある。
「晴れの国×くだもの王国」というほどに、岡山は見所の多い街だ。10月で24周年を迎えたBAR Stellaも、この地を訪ねたらぜひ立ち寄りたいバーである。店主の今田俊則氏は、「PBO 全国バーテンダーズ・コンペティション 2019 MVBカップ」で総合優勝した実力者だ。
北海道に行ったら、小樽に足を延ばしてここで飲み、泊まることをお勧めしたい。 バルト海クルーズを思わせる豪華客船のしつらい。銘酒の数々と、国内外のカクテルコンペティションで優勝・入賞を重ねてきたバーテンダーによる唯一無二の一杯に、思わず時間を忘れてしまう。それがオーセントホテル小樽のメインバー「キャプテンズ・バー」だ。
岡山という街にはバーの名店が数ある。駅から商店街を抜け、西川を渡ったところにある「Bar Maeda」もその一つ。店主の前田農(みのり)氏はコンペティションへの出場、入賞歴もあり、岡山の旬のフルーツを使ったカクテルが人気だ。月ごとのカクテルもユニークで、クリエイティブなカクテルが楽しめる。
良いBARがある街は、良い街だ。 静岡・掛川の住宅街にひっそりとたたずむRINGOKANこそ、隠れ家バーと呼ぶに相応しい。カクテルコンペティション、地元活性化の一方で、掛川グランドホテルのチーフバーテンダーも兼務する篠原恒治氏。挑戦をやめない男のもてなしは笑顔が絶えず、しなかやだ。
銀座8丁目、中央通りのビル3階にオープンしたオーセンティックバー。オーナーバーテンダーの藤澤倫顕氏は、銀座の名店「セント・サワイ・オリオンズ」で腕を磨いた。独特のシェーキングで繰り出すクラシックカクテル「ネグローニ」をはじめカクテルが秀逸。
2018年の総生産量は4億6400万本。フランスのシャンパンやスペインのカバを大きく引き離し、世界で最も多く飲まれているスパークリングワインがある。イタリア最大のワイン産地でもあるヴェネト州とその東、オーストリアとスロベニアに接するフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州で造られる「プロセッコ」だ。
A View from the City