桜色のスパークリングで明るい春を。プロセッコの“新色”「Prosecco DOC Rosé」
カクテルとの親和性も高いプロセッコ。各社のロゼが揃う FOODEX JAPANで試飲を
プロセッコDOCロゼの輸入情報が少しずつ揃ってきた。圧搾したジュースを零度で貯蔵し、1回の発酵でスパークリングワインを造り上げるフレッシュさが売りのレ・コンテッセ(Le Contesse, https://lecontesse.it)を輸入する㈱アビコは2月下旬に参考小売価格3000円(以下、税抜き)のロゼの発売を発表。コストパフォーマンスの良さと飲み飽きしないさわやかさが評判のトッレゼッラ(Torresella, http://www.torresella.com)も同時期の発売を予定しており、こちらは1000円中盤と価格面でも魅力を発している。また、名門ワイナリーとしての存在感を示しているヴィッラ・サンディ(Villa Sandi, https://villasandi.it)も日本からの受注があったことを述べており、春には間に合いそうだ。ヴィッラ・サンディの姉妹ブランド、ラ・ジョイヨーザ(La Gioiosa, https://lagioiosa.it)のロゼはコストコでの発売の一方、ホテル・レストラン向けのチャネル構築を模索している。
これら以外にも、3月9日~12日に幕張メッセで開催される日本最大の食品展示会「FOODEX JAPAN 2021」ではAntonio Facchin & Figli、Bottega、Cantina Beato Bartolomeo Breganze、Castello di Roncade、Fidora、La Cantina Pizzolato、La Marca、Rigoni Vittorino、Sacchetto、Schenk – Bacio della Luna、Viticoltori Ponteの11社からロゼのサンプルが発送されている様子だ。プロセッコDOCロゼの魅力とブランドごとの味わいを体感するには絶好の機会であるがゆえに、来場をおすすめしたい。
気持ちが華やぐ春はもとより、日本の食卓にロゼはよく合う。その色合いはファッション性も高く、そしてカクテルとしての用途にも高いポテンシャルがあるので、バー・ラウンジのアイテムとしても有効だ。世界で最も多くのファンを持つスパークリングワインと言って良いだろうプロセッコ。春色のその新色で、ホテル・レストランも明るく前向きに歩みを進めてくれることを願っている。