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Cantine LIZZANO

土着品種の魅力をエレガントに表現する「カンティーネ・リッツァーノ」 プレゼンテーションディナー開催

 プリミティーヴォの一大生産地として知られるイタリアのプーリア州のCantine LIZZANO(カンティーネ・リッツァーノ)が主催し、5月にプレゼンテーションディナーを開催。同社のGiuseppe Gonnella(ジュゼッペ・ゴンネッラ)氏が来日し、日本におけるイタリアワインのパイオニアである林茂氏がナビゲーターとなった。

1959年設立 プーリア最大の生産者協同組合

カンテイーネ リッツァーノのジュゼッペ・ゴンネッラ氏とこのディナーをコーディネートしたソロイタリア代表の林茂氏

 カンティーネ・リッツァーノはイタリアの「踵」の部分、プーリア州のサレント半島に拠点を構えるワイナリー。サレント半島の中でもプリミティーヴォ種の最適地とされるマンドゥーリア地区に約500haの畑をもつ。1959年設立で、400人の組合員からなる生産者協同組合。プーリアでは最大のワイナリーである。3年前から海外への輸出も増え、ヨーロッパ、アメリカ、中国、日本、などへのマーケットが増加しているという。

三方を海に囲まれ石灰質粘土土壌が生み出すエレガンス

 このリッツァーノが畑をもつマンドゥーリア地区は非常に優れたテロワールを有する。この地区は三方を海で囲まれており、アドリア海、イオニア海、アフリカ大陸から、常に強い風が吹き続けるために、真夏でも気温の上昇が抑えられ葡萄が過熟にならず美しく成熟する。また昼夜の寒暖の差が大きく、それによって美しい酸を保つ利点もある。さらに、鉄を含む石灰質粘土土壌がワインに骨格とエレガンスを与え、ミネラルをももたらす。

イタリア版ミシュランのヴェロネッリ誌で最高評価を獲得

 ジュゼッペ氏は「私たちは250の農家からなるヨーロッパで2番目に大きい協同組合であるが、ひとつ一つの農家が丁寧に実直に葡萄栽培に励み、エレガントなワインを造ることを信条としている。年間80万本のワインを生産しているが、カジュアルなものから特級クラスのワインまで造っていて、いずれもとても高い評価を得ている」と笑顔で伝えた。実際に「イタリア版ミシュラン」と呼ばれ、絶大な信頼度をもつヴェロネッリ誌にて、リッツァーノの「マッキア 」は、2016年に100点満点の採点方式で90点以上のワインに与えられる最高評価の「トステッレ(三ツ星)」を獲得している。

当日は、南青山のリストランテ アクアパッツァの料理とともに、以下のフリッツァンテ、白、赤、赤の甘口を含む5種のワインをテイスティング。料理とワインの完璧なるマリアージュも素晴らしかった。

1.“Baylon175 Bianco” Puglia IGP Frizzante 

品種:シャルドネ、マルヴァジア・ビアンカ
~金目鯛のカルパッチョと共に

葡萄は9月最終週に手摘みで収穫。低温プレマセレーション12時間の後、ステンレスタンクで発酵。フリッツァンテでありながら、しっかりした泡立ち。グレープフルーツの香り、心地よい酸味と柑橘系のフレッシュな味わい。毎日飲みたい心癒されるワイン。

2.“Macchia” Bianco Lizzano DOP 2023

品種:トレッビアーノ50%、シャルドネ50%
~ホワイトアスパラガスのソテー 半熟卵とフォンデュータソースと共に

葡萄は8月最終週に手摘みで収穫。低温プレマセレーション12時間の後、ステンレスタンクで発酵。白い花や梨の香り。しっかりした酸味とミネラル感、ライムを感じる味わいで適度な旨味もある。トレッビアーノが旨味を、シャルドネがフレッシュ感をもたらす。

3.“Macchia” Malvasia Nera Lizzano DOP 2020

品種:マルヴァジア・ネーラ100%
~ 仔羊肉を煮込んだラグーソース 自家製パスタビーゴリと共に

25~27℃に温度管理の下、1週間アルコール発酵、オーク樽で地下で熟成。プラムの香り、しっかりした酸味と少し土っぽい濃厚な果実味がありながら、バランスに優れエレガントな仕上がり。子羊肉との相性が抜群。

4.“Manorossa” Negroamaro Lizzano DOP2019

品種:ネグロアマーロ100%
~和牛肉いちぼのローストと共に

葡萄は9月後半に軽く乾燥させた状態を、1本の樹から1房(500g)のみの収穫。3か月ステンレスタンクで、6カ月トノーで樽熟成。酸味、タンニンがしっかりしていて、ブラックチェリーやプラムの果実味が味わい深く、後味に若干の苦みを感じる。いちぼの牛肉とはベストマッチだった。

5.“Mandoro” Primitivo di Manduria Dolce Naturale DOCG 2022

品種:プリミティーヴォ100%
~ティラミスと共に

通常より1カ月遅い9月末に収穫。樹上で自然乾燥したブドウを使用した、残糖50g/lのスイートワイン。チェリーやフィグの熟した果実とスパイシーな香り。酸味と凝縮した果実味のバランスが良く上品な甘さ。ティラミスとは好相性だった。

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